【小児科・アレルギー科】子どもの咳について
当院初めての方へ
当院には小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医が在籍しています。
小児から大人まで一貫したアレルギー診療が可能です。
高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。
呼吸器専門医が複数在籍していることにより、呼吸器に関する専門性が高い診療が可能です。
在籍医師は育児中の女性医師です。お気軽にご相談ください。
子どもの咳について
一般的に成人では3週間未満の咳を急性咳嗽、3ー8週間を遷延性咳嗽、8週間以上続く咳を慢性咳嗽といいますが、子どもは気管支の形や年齢、その他個人差を考慮して判断する必要があります。
急性咳嗽のほとんどはウイルスや細菌などの感染に伴う咳で、いわゆる風邪症状(鼻水やのどの痛み、発熱など)を伴うことが多いです。
ウイルス感染による咳の50%は10日以内に消失し、90%は25日以内に治まるとされていますが、あまりに長引く場合には百日咳などの咳がしつこく残る病原菌やその他の原因を疑います。
また一部の方では感染により気道反応性が亢進し、少しの刺激で咳が続いてしまうこともあります。
これを感染後咳嗽(かんせんごがいそう)といいます。
2-3週間以上続く咳の場合には、大きな異常が隠れていることがあるので受診をおすすめします。
小児における咳嗽をきたす主な原因(小児の咳嗽診療ガイドラインより)
|
① 呼吸器の感染、炎症 |
鼻咽頭炎、喉頭炎、気管・気管支炎、肺炎など |
|
② 気道の物理的刺激 |
唾液・鼻汁の流入、圧迫、気道異物、乾燥、冷気など |
|
③ 胸膜、横隔膜の物理的刺激 |
胸膜腔貯留液、横隔膜疾患、腹部膨満、胸壁腫瘍など |
|
④ 科学的刺激 |
喫煙、刺激性のガス、粉塵など |
|
⑤ アレルギー性 |
喘息、喉頭浮腫など |
|
⑥ 心血管系 |
肺塞栓、肺高血圧、肺うっ血など |
|
⑦ 神経性 |
反回神経圧迫、外耳道の迷走神経刺激など |
|
⑧ 心因性 |
心因性咳嗽、vocal code dysfunction、過換気症候群など |
受診時のポイントは?
2-3週間以上続く咳の場合には、大きな異常が隠れていることがあるので受診をおすすめします。
ただお子さんの咳の様子を伝えたくても、いざ診察室ではなかなかうまく説明できないこともありますよね。
ポイントとしては
- いつから?
- 鼻水や熱などの咳以外の症状は?
- 乾いた咳?痰絡みの咳?
- ゼイゼイはある?
- 咳がひどくなるタイミングはいつ?(夜、日中、エアコンをつけた時、学校で など)
- 機嫌はどう?食欲はある?
- 飲んでいる薬があったら、その内容がわかるもの
などをまとめてメモしておくと説明しやすいと思います。
受診時に咳が出ないことも多いものです。
咳の性状を説明しにくい場合には、
スマホで動画を撮ってきていただくとわかりやすく、大変参考になります。
赤ちゃんページ公開しました
ハピコワクリニック五反田の小児科医がお書きした記事の中で、院長がおススメする赤ちゃんに関するページを患者様が見つけやすいようにまとめてみました。
当院はじめての方へ
当院には、小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医、が在籍しています。
小児から大人への一貫したアレルギー診療が可能です。
高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。
在籍医師はこちらから。ワクチン接種時や乳幼児健診や診察時など育児に関することもお気軽にご相談ください。
風邪をひいた、せきが長引く、便秘、肌がかさかさする、発熱、風邪(かぜ)、咳(せき)、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、下痢・嘔吐、腹痛、頭痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状など多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。
小児予防接種、乳幼児健診、お子様の諸症状でご心配の場合には、小児科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・総合内科専門医が在籍する当院へ気軽にご相談ください。
その他よく読まれている記事は?
【小児科・アレルギー科】小児の気管支喘息(ぜんそく)について
