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ぜん息の検査と診断

ぜん息の診断は問診、診察、検査をしてアレルゲンの特定や気道の炎症具合などを確認し、結果から総合的に診断します。特にお子さんは風邪をひきやすく、その度に咳がでることも多いと思いますが、この咳が風邪から来るものなのか、ぜん息を併発しているものかの判断は医療機関でなければ判断できません。少しでも気になる時には呼吸器専門医のいるクリニックに相談しましょう。

1・ぜん息の問診

咳がいつからで始めたのか、どのような咳か、咳の出る時間帯など詳しく聞いていきます。また親御さんや家族のアレルギーの有無、生活環境などの聞き取りも行います。特に幼稚園や小学校に通っているお子さんは親御さんの目の届いていない日中にどのような状況だったのか詳しく確認しておくことが大切です。

症状について

  • どのような症状が出るか(せき、たん、息苦しいなど)
  • 症状の強さはどれくらいか(動くと苦しい、会話が辛いほど苦しいなど)
  • いつ頃から症状が出たか(数ヶ月前、数週間前、数日前、など)
  • 症状が出るときはいつか(昼間なのか、夜間なのか、運動時など)
  • どのくらいの頻度で症状が出るか(1日に何回か、数日間で何回かなど)
  • 何かしらのきっかけがあって起こるか(タバコの煙があるとき、寒暖差があるときなど)
    など

既往歴や生活環境について

  • 特定のアレルギーがあるか(今まで調べたことはない場合は花粉症など疑わしいものはあるか)
  • 風邪にひきやすいか
  • 家族のアレルギーの有無や呼吸器系の病気の既往歴
  • ペットを飼っているか
  • 家族で喫煙する人はいるか
  • 家の中のカーペットや絨毯の有無
    など

2・ぜん息の検査

問診を参考に、アレルギーの有無、気道の炎症があるか、気道が狭まっていないかなど具体的な検査をします。

アレルギー検査

小児ぜん息は何かしらのアレルギー物質が原因となる場合が多いので、お子さんが何に対してアレルギーを持っているのか調べることが重要です。

当院では採血検査の他にプリック検査も行えますので、小さいお子様も安心してアレルギー検査が行えます。プリック検査はまだ抗体が十分にできていない乳幼児でも反応を確認することができ、針を皮膚に押し当てる検査ではありますが痛みもほとんどありません。

主な花粉アレルゲン

スギ・ヒノキ・ブタクサ・ヨモギ・シラカバ・ハンノキ・ハルガヤ・カモガヤなど

主な食物アレルゲン

卵・牛乳・米・小麦・ピーナッツ・そば・大豆・魚介類・甲殻類・肉類など

環境アレルゲン

ペット・ハウスダスト・ダニ・カビなどの真菌類・ラテックスなど

肺機能検査

肺機能検査は肺活量や呼吸機能の働きを確認します。スパイロメーターという機械に繋がれたマウスピースをくわえ、鼻にクリップをして、思い切り息を吐いたり、吸い込んだりを繰り返します。
検査結果がフローボリューム曲線で表示され、吐き出す息の量と速さからぜん息の状態がわかります。一気に上昇し緩やかに下降する山型が正常だとすると、ぜん息がある場合は急激に下降し、へこんだ山型になり、とくに進行している場合は量も速さも低く全体的に低い山型になります。

小学生のお子さんから使用することができます。

呼気NO検査

呼気NO検査は吐き出した息の中のNO(一酸化窒素)濃度を調べます。NOの数値によって気道がどれくらい炎症しているか確認できます。マウスピースに向かって10秒ほど息を吹きかけます。小学生のお子さんから使用することができます。

その他の検査

場合によっては胸部レントゲン検査で呼吸器や胸の構造に異常がないかを調べたり、気道過敏性テストではアセチルコリンやヒスタミンなど気道収縮作用のある物質を吸入して、気道がどれくらい敏感になっているかを調べます。

3・ぜん息と診断されたら

問診や検査の結果から、小児ぜん息と確定診断された場合、ぜん息の重症度によって治療方針を決定します。軽い症状のステップ1から重症度の高いステップ4までのステージで表されますが、各ステージごとに使用される薬、頻度など変わってきます。初めに使用した薬の種類や量など、ずっと同じというわけではありません。症状に伴って治療の効果を確認しながらステップに合わせてその都度お薬の調整をしていきます。ぜん息発作が起こらず調子が良いと思われても、必ず決められた日に受診をしましょう。1ヶ月に1度が目安になりますが、その間のお子さんの状況も詳しく伝えられるようにメモなどしておくと良いでしょう。症状が伝えにくい場合には動画に撮り、医師にお見せください。

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