【呼吸器内科・小児科】新型コロナウイルス感染症について
およそ3年間にわたるコロナ禍を経て、新型コロナウィルス感染症(COVID19)が令和5年5月に5類感染症になりました。幼稚園や保育園、学校もコロナ前と変わらない状況にはなりましたが、ここのところコロナ患者さんが増加しているようです。改めてコロナ感染症とは?症状や現在の治療薬などについて解説します。
目次
1・コロナの現状
日本で呼ばれている「コロナ」とは、正式名称「新型コロナウィルス(COVID19)」のことです。このコロナウィルスは2019年末に中国の武漢から発見され、瞬く間に全世界へと蔓延していきました。人から人への感染経路は咳などの飛沫感染で、「三密」と呼ばれる「密閉空間」「密集場所」「密接場面」からの集団発生が問題視され、各方面で三密を防ぐための対策が実施されました。ウィルスはアルファ株、デルタ株、オミクロン株など次々と変異をしてその度に第何波と警戒されてきました。保育園や幼稚園、学校も対策が必須となり、その都度対応に悩まされる親御さんたちも多かったようです。
その後2023年5月に5類感染症になり、徐々に日常の生活がコロナ前に戻ってきたのですが、感染者数が激減したわけではありません。緩やかに増加し続け、夏休み明けには学級閉鎖となる学校もみられました。マスクの着用が個人の判断によるものになり、各地のイベントが開催され、連休での人々の移動など、あらゆる場面で警戒心が緩んできたことが感染拡大の原因ともいえます。
今後もインフルエンザやかぜと同じような扱いになっていきそうなコロナウィルスですが、コロナは感染後の長引く咳や胸痛など何かしらの後遺症に悩まされることも多々あります。咳に関してはぜん息を持っているお子さんは特に注意が必要です。気になることがあればすぐにかかりつけの医師、あるいは呼吸器専門医に相談するようにしましょう。
2・コロナを疑うべき症状とは?
コロナの症状は一般的なかぜやインフルエンザと同じような症状のため、一見区別がつきません。家族や周りにコロナに罹った人がいる、症状が改善しない時はすぐに医療機関での検査をしましょう。またコロナ罹患後に様々な後遺症が報告されていますが、これらの後遺症もコロナの特徴といえるでしょう。
コロナに罹患している時の症状
- 高熱がある
- 咳や痰がでる
- 喉が痛く、違和感を感じる
- 節々が痛くだるい
など
コロナ罹患後の後遺症と思われる症状
- 味覚・嗅覚異常
- 長引く咳
- 胸痛
- 脱毛
- 記憶障害
- 全身の倦怠感・疲労感
など
3・コロナの検査と治療薬
コロナの検査には家庭でも行えるものもありますが、精度が低いようです。家庭で検査して陰性だった方が医療機関で陽性となることも多くみられます。コロナを疑った場合は医療機関で行っている検査をすることをお勧めします。
コロナの検査はPCR検査、抗原検査があります。PCR検査や抗原定量検査は精度が高く、鼻の粘膜または唾液から検査をします。コロナに罹ったことがある人で、体内に抗体が残っているかどうか調べるためには抗体検査をします。抗体検査は血液検査となっています。
コロナの治療薬の目的は重症化を防ぐことです。そのため、医療機関では飲み薬として抗ウィルス薬の「ラゲブリオ」「ゾコーバ」「パキオビッドパック」でコロナウィルスの体内での増殖を抑えます。また中和抗体薬として点滴薬や筋肉注射などの治療薬があります。
コロナの検査と治療として当院では抗原定量検査を実施し、ラゲブリオの処方を行っております。また呼吸器専門医の診察のもと、咳止めのお薬など適切なお薬の処方が可能となっております。
4・コロナの感染対策
コロナに罹った方が咳の後遺症で悩まされていることも多く、コロナは呼吸器系に負担をかける感染症です。若いから、基礎疾患がないから重症化しないと感染対策を怠っていると、実際に感染した時には治りにくい呼吸器系疾患になってしまうことも考えられます。また家族や同居している方に感染させないためにも、日頃から感染対策は心がけましょう。特にぜん息を持っている、あるいは子どもの頃にぜん息と診断された、呼吸器系が遺伝的に弱い、など呼吸器系にリスクを抱えている方は注意が必要です。マスク、手洗いうがいは感染症予防に効果的です。日頃から自己免疫力を高めるためにも、ストレスをためず、十分な栄養と睡眠、適度な運動を心がけることも重要な感染症対策といえます。
当院ではコロナ疑いの患者さんの受診の際には、一般の患者さんと導線を分けて、抗原検査を行い、コロナ治療薬のラゲブリオの処方も可能です。また、当院は呼吸器専門医のもと適切な呼吸器検査も行えます。心配な症状のある方はお気軽にご相談ください。
またコロナ罹患後に咳が長引く方も多く受診されています。コロナ後遺症の他に、ぜん息や咳喘息を発症している方が子どもから大人まで大変多いです。長引く咳もぜひ当院にご相談下さい。
当院はじめての方へ
当院には、小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医、が在籍しています。
小児から大人への一貫したアレルギー診療が可能です。
高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。
在籍医師は育児中の女性医師です。ワクチン接種時や乳幼児健診や診察時など育児に関することもお気軽にご相談ください。
当院の受診方法は?
風邪をひいた、せきが長引く、便秘、肌がかさかさする、発熱、風邪(かぜ)、咳(せき)、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、下痢・嘔吐、腹痛、頭痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状など多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。
小児予防接種、乳幼児健診、お子様の諸症状でご心配の場合には、小児科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・総合内科専門医が在籍する当院へ気軽にご相談ください。
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🤒インフルエンザB型大流行中🤒
お子さんから大人まで、インフルエンザBが流行っています
学級閉鎖の学校も出ていますね💦
A型、B型で対処の方法は変わりませんが、受診される患者さんは嘔吐、下痢を伴う方が多く、高熱が続き脱水になるお子さんもいらっしゃいます。
☑️水分、塩分、糖分を摂取しましょう
☑️ぐったりしたらすぐ受診してください
☑️おしっこの濃さやお通じの様子も確認してくださいね
自身が罹るともちろん辛いですが、お世話するご家族も大変だと思います
看病でわからないことがありましたら、是非看護師にご質問くださいね🏥
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小児科医師が増えました✨👩⚕️👨⚕️✨
9月より毎週金曜、土曜は東邦大学医療センター大森病院の小児科医師が勤務しています👶👧🧒🩺
みんな優しく、元気な先生です♪
外来中にはなかなかお伝えしきれない担当医師のこと、看護師が真心込めて書きましたのでぜひ読んでみて下さいね😊
風邪、便秘、長引く咳
どうぞ当院小児科をお役立てください🏥
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🏥6月1日開院🏥
田町に呼吸器内科クリニックを開業します👨⚕️🩺
田町駅徒歩1分、三田駅からは0分の場所です。
長引く咳、咳喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など、お困りの方にお役立て頂ければ幸いです。
ハピコワクリニック五反田、田町三田駅前内科呼吸器内科アレルギー科、どちらもよろしくお願いします!
診療予定表はお手数ですが、各医院ホームページをご参照くださいませ。
田町院 https://tm-naika.jp
五反田院 https://hapicowa-clinic.jp
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