【院長雑記】思うこと
院長です。今年もあっという間に1年の半分がたちました。今年の上半期を振り返って思うことを書いてみたいと思います。
新型コロナウイルスの流行により、劇的に環境が変化しました。緊急事態宣言が解除されてからも日々患者さんのこと、スタッフのこと、日本のことを考え行動し続けています。感染予防対策だけでなく、倫理観や価値観が問われるウイルスだと痛感しています。
都内の感染者数が増え続けていた春先から、当院ではweb予約システムを一時停止し、より安全に診察をお受け頂けるようお電話でご予約を承っておりました。新型コロナウイルスに対するご不安ごとのお問い合わせにも、スタッフ全員で日々情報を集め、学びながら対応させて頂きました。感染拡大を少しでも食い止め、保健所や新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療機関への負担を最小限に抑えるために我々が出来ることだと判断したためです。とても手間がかかり、かつ無償の奉仕ですが、医療従事者として出来る最大限のことをしよう、それが患者さんのためにつながると信じて、日々対応させて頂きました。電話再診やオンライン診療も可能になり次第早急に導入しました。不慣れな我々の対応で患者さんにはご不便をおかけしましたが、ご協力に深く感謝します。同時に志を同じくして一丸となって対応にあたったスタッフを院長として誇りに思います。
そんな中かかりつけの患者さん方から励ましのお言葉を頂戴し、本当にありがたかったです。
元々当院ではホームページで常に情報発信をしていましたが、今後も色々な症状やご不安を抱えた患者さん達にお役立て頂けますよう、正しい医学知識を発信していきたいと思っています。
(尚、患者さんから最近当院と酷似したホームページを見たけれどこちらと関係はあるのですかとご質問頂きましたが、当院とは一切関係ございません。院長とスタッフが患者さんにどうしたら読んでいただきやすいか試行錯誤しながら一生懸命作成しているホームページ、及びブログです。それを平然と流用してしまう方に深く心を痛めています。これを読んで心当たりがある医療機関の方は、該当ページを削除いただくか、内容を考え直していただくようお願いいたします。)それだけ参考にしていただけることを光栄に感じてポジティブに考えていきたいと思います。
また新型コロナウイルス抗体検査に関してご質問いただくことがございます。現状保険適応ではない患者さんのご負担が大きい検査です。当院でも外部委託出来るので検査自体は可能ですが、抗体検査の陰性が新型コロナウイルス感染の否定にはならないため患者さんのメリット・デメリットを鑑みて当院では現状では積極的に推奨はしておりません。保険収載されるなど状況が変わればお知らせしたいと思います。かかりつけの方でご質問がある方は診察時にご相談ください。
これからも感染予防策は継続しつつ、正しい医療を提供出来るよう、スタッフ一同努力を続けて参ります。with&afterコロナ時代のクリニックはどうあるべきか、当院の軸をしっかり持ち診療に望みたいと思っています。