メニュー

品川区内での麻しん(はしか)患者発生について

[2019.10.09]

先月(2019年9月中旬)から品川区内で麻疹患者が複数発生していることが報告されました。(品川区HP)

大人も子供も、罹患すると重症化する可能性がありますので、まずは予防接種歴をしっかり確認してください。

万が一、麻しんにかかってしまったと思われる際には、必ずお電話でお問い合わせください。

麻しんとは

きわめて感染力が高い(空気感染なので、マスクや手洗いでは防げません)、感染症です。

特効薬はなく、治療は対症療法のみで、合併症がなくても、発熱、発疹などの経過で治るまで7-10日程度かかります。

合併症の肺炎、脳炎は重症化すると死亡することがあります。

症状 

初期症状として、、、発熱、咳、鼻汁、目の充血、眼脂など

一度熱が下がってから39℃台の高熱

口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)

顔、体に赤い発疹、その後色素沈着

感染経路 

空気感染、飛沫感染、接触感染

潜伏期間 

10-12日

合併症  

肺炎、中耳炎、クループ、脳炎など

麻しんが治ってから数年-10年程度たってから発症する亜急性硬化性全脳炎(SSPE)

治療法  

麻しんの特効薬はありませんので、対症療法のみとなります。

出席停止期間 

解熱後3日経過するまで出席停止

予防法  

MR(麻疹風疹)ワクチン

MRワクチン

麻しんの予防にはMRワクチンの2回接種が有効です。

1回接種で95%以上の人が免疫を獲得します。

2回接種で99%以上の人が免疫を獲得します。

1歳になったらなるべく早めに1回目の接種を受けましょう。

 

麻しんが流行している地域での定期接種対象年齢に達していない生後6-11か月の赤ちゃんは、

自費になりますが、MR接種が可能です。

ただし、0歳での接種は免疫の付き方が十分ではないため、1歳以上で2回のMR接種が必要です。

日本小児科学会の麻しん・風しんワクチンに関するページ

 

詳しくは当院でご相談ください。 

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME