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アレルギー性鼻炎、後鼻漏でも咳、たんの症状?

アレルギー性鼻炎の患者さんは国内で6千万人超えと言われ、国民病として多くの方が悩まされています。このアレルギー性鼻炎は後鼻漏を併発することもあり、その症状は鼻だけでなく咳やたんといった呼吸器系のトラブルも引き起こします。アレルギー性鼻炎、後鼻漏の具体的な症状や治療法などについて詳しく解説していきます。

アレルギー性鼻炎と後鼻漏のメカニズム

アレルギー性鼻炎は、花粉やダニ、ハウスダスト、ペットの毛など何かしらのアレルゲンが体に侵入することで起こります。身体の免疫システムが過剰に働くことで、アレルゲンを排除しようとヒスタミンなどの化学物質を放出します。そうすると鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみなどのアレルギー反応を引き起こします。

アレルギー性鼻炎で鼻の粘膜に炎症がおこると、大量の鼻水が分泌され、鼻腔が腫れて鼻づまりを起こします。通常鼻水は鼻から唾液と共に喉に落ちていくのですが、アレルギー性鼻炎を起こしていると処理しきれない大量の鼻水が喉の奥や咽頭、気管支に大量に流れこんでしまいます。この状態を後鼻漏と言います。後鼻漏は副鼻腔炎などでも起こりやすいのですが、アレルギー性鼻炎にかかると比較的多くの方が併発します。

アレルギー性鼻炎、後鼻漏の症状

アレルギー性鼻炎、後鼻漏を起こしている時には鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの特徴的な症状に加え、咳やたんの症状も起こります。

咳の特徴

後鼻漏の咳は流れ落ちてくる鼻水の粘度によって変わってきます。サラサラとした鼻水の場合は乾いた咳が出て、粘度の高い鼻水の時はたんを伴う湿った咳になります。喉にへばりつくようなたんは、咳とともに喉のイガイガ、異物感なども感じる場合が多いです。
アレルギー性鼻炎の継続と同時に後鼻漏も継続するため、咳も慢性的にでるようになります。特に夜間や朝方に強くなる傾向があるのですが、これは寝ている態勢が鼻水が喉に落ちやすくなっているからと考えられます。

たんの特徴

後鼻漏を起こしたたんは、透明なゼリー状のたん、乳白色で粘度の高いたんが出ることが多いです。粘度の高い鼻水は喉の奥に絡みやすく、咳をしてもなかなか吐き出せない不快感があります。無理に出そうとすることで喉を痛めてしまうこともあります。また、副鼻腔炎を併発していたり、細菌感染を起こしていると悪臭を伴うこともあります。

アレルギー性鼻炎、後鼻漏の治療法

アレルギー性鼻炎、後鼻漏の咳やたんの症状は、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)、胃食道逆流症(GERD)など他の呼吸器疾患からくる症状と似ているため、呼吸器専門医など専門の医師による診断が特に重要になってきます。喘息は咳と共にゼーゼー、ヒューヒューヒューといった喘鳴が大きな特徴なのですが、喘鳴を伴わない喘息もあります。
アレルギー性鼻炎、後鼻漏の治療を行うためには、アレルギー歴、喫煙歴、生活環境、などの問診を徹底して行い、鼻腔内の状態、呼吸音などを確認し、アレルギー検査、胸部X線検査、肺機能検査などの必要な検査を行い、根本的なアレルギー性鼻炎の治療に進みます。

  • 薬物療法
    抗ヒスタミン薬、鼻噴霧ステロイド薬、去痰薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、漢方薬などを用いて、くしゃみ、鼻づまり、鼻水を抑え、たんのキレを改善します。
  • 環境改善
    アレルゲンとなる物質が判明した場合、できる限る原因物質を近づけない環境作りをします。規則正しい睡眠、食事、運動など生活改善をすることで免疫力が向上することでアレルギー症状の改善につながります。また、後鼻漏による不快感の軽減のためにも乾燥に気をつけて、室内の湿度を保ち、喉の負担を和らげることも大切です。
  • 舌下免疫療法
    スギ花粉など特定のアレルゲンが原因の場合には舌下免疫療法もおすすめです。対象となるアレルゲン物質を少量ずつ体内に注入することで体を慣らしていき、長期的な効果が期待できます。
    (当院における舌下免疫療法について詳しくはこちらもご覧ください)
  • EAT ビースポット(B-SPOT)療法
    上咽頭(鼻の奥、喉の上部にある空間)に直接薬剤を塗ることで炎症を改善します。ビースポット療法は自律神経や免疫調整にも効果があるとされ、注目の治療方法です。
    (当院におけるビースポット療法について詳しくはこちらもご覧ください)

アレルギー性鼻炎、後鼻漏は単に鼻の症状だけと見過ごされがちですが、咳やたんといった呼吸器系の症状も伴い、これらの症状は睡眠の質の低下、集中力の低下など生活の質(QOL)を落とす原因となってしまいます。これらの症状から根本的な治療にたどり着くまでには、呼吸器専門医やアレルギー専門医、耳鼻科の経験が豊富な医師のもと的確に診断してもらうことが必要です。

当院ではBスポット療法(B-spot)、舌下免疫療法を行っております。また、小児科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医、総合内科専門医が在籍しておりますので、幅広く専門的に診察できます。なんでもお気軽にご相談ください。

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