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EAT Bスポット療法(B-spot)について

EAT  Bスポット療法(B-spot)という画期的な治療法は、耳鼻咽喉科関連の疾患から日常的な生活の質(QOL)を向上させるための有効な治療法として注目されています。Bスポット療法(B-spot)とは、どのような治療法なのでしょうか?詳しく解説していきます。

1・Bスポット療法(B-spot)とは?

Bスポット療法(B-spot)とは、「(EAT:Epipharyngeal Abrasive Therapy)」という正式名称です。上咽頭部をBスポットと呼ぶために、Bスポット療法(B-spot)と言われています。

Bスポット療法は耳鼻咽喉科の医師によって考察され、長きにわたり臨床で実践され、日本国内では2019年公的医療保険が適用されるようになりました。

炎症を起こした上咽頭部(Bスポット)に消炎作用のある薬剤を塗布することで部位の炎症を鎮めます。上咽頭部の炎症を抑えることで、慢性的な鼻のつまりや呼吸のしにくさから解放されることで、自律神経や免疫の調整にも良い影響を及ぼすことがわかっています。

 Bスポット療法(B-spot)は慢性的な上咽頭炎によって引き起こされる様々な症状の改善につながり、生活の質(QOL)の向上を目指すための画期的な治療方法なのです。

2・Bスポット(上咽頭部)の役割

上咽頭部(Bスポット)はどのような器官なのでしょうか。上咽頭部は鼻の奥と喉の間にある空間で、とも呼ばれています。上咽頭部は鼻腔、頚椎、中咽頭、頭蓋骨に接しており、鼻から入った空気が肺へ向かうための通り道となり、ウィルスや細菌が侵入した時の初期防御を行います。また、耳管を通じて中耳につながっているので、かぜなどで炎症が起こると耳のつまりなどの症状が出ます。このように上咽頭は呼吸器系の入り口として、空気の通り道としてだけではなく、免疫反応の最前線として非常に重要な役割を担っているのです。また、上咽頭部は常に外部からの刺激にさらされているため、炎症が起きやすい部位といえます。

健康な上咽頭部は淡いピンク色をしています。ウィルスや細菌の感染によって炎症が引き起こされると、上咽頭部は赤く腫れたりします。このような状態を上咽頭炎といい、喉のイガイガ、せき、たん、声がれ、痛み、後鼻漏、耳鳴り、耳つまりなどの症状を引き起こします。

局所的な症状のみならず、上咽頭炎は自律神経系、免疫系にも影響を与えることから、頭痛、めまい、肩こり、倦怠感、胃腸の不調など、多岐にわたる症状が出ることがあります。一見すると上咽頭炎が関係していないと思われるため、他の診断、治療を受けている方も少なくありません。特に慢性的に上咽頭が炎症を起こしていると、「病巣疾患」として、全身の不調の根源となっている可能性があります。

3・Bスポット療法(B-spot)の効果

上咽頭炎には急性上咽頭炎と慢性上咽頭炎があります。急性上咽頭炎の場合は消炎鎮痛剤や抗生物質、点鼻薬などで炎症を抑えることが有効ですが、慢性上咽頭炎には薬物療法だけでは完治することが難しく、Bスポット療法(B-spot)が特に効果的です。以下のような具体的な効果が期待できます。

・消炎作用
上咽頭の炎症を薬剤塗布により迅速に鎮静させる。

・血流の改善
上咽頭部の炎症が抑えられることにより、血流が改善され、酸素や栄養が体内に適切に取り込まれるようになる。

・免疫機能向上
上咽頭部には免疫細胞が豊富に存在するため、治療によって炎症が鎮まることで過剰に反応していた免疫系が正常な状態に戻る。

・自律神経の調整
上咽頭の炎症は自律神経のバランスを乱すため、炎症が改善されることで自律神経のバランスが正常化され、めまいや睡眠障害、倦怠感などの症状が改善される。

・病巣感染の改善
慢性上咽頭炎は他の臓器に病巣感染を引き起こす可能性があるとされているため、治療によって炎症を治めるとこれらの遠隔部の症状改善につながる。

このようにBスポット療法(B-spot)は慢性上咽頭炎という根治し難い炎症に直接的にアプローチすることで、全身の様々な症状の改善につながります。今まで原因不明の診断をされてきた患者さんも、実は慢性上咽頭炎からの不調であることも多く、Bスポット療法(B-spot)を行うことで生活の質(QOL)の改善が期待できます。

4・Bスポット療法(B-spot)の治療方法

上咽頭の炎症の有無、程度を確認します。綿棒に塩化亜鉛溶液など消炎作用のある薬剤を染み込ませ、上咽頭に軽く擦過をするように塗布します。この擦過により炎症部から出血することがありますが、これは炎症が強いほど出血しやすい傾向にあります。

炎症が強い場合や治療初期には薬剤の擦過後、上咽頭に強い痛みを感じることもあります。これは治療を重ねるごとに軽減していき、炎症が治まってきているサインでもあります。

治療の頻度は症状の程度によりますが、一般的には週に1〜2回のペースで開始し、症状の改善具合を見ながら間隔をあけていくようにします。個人差がありますが、早い人で治療後数週間で効果のある人もいれば、数ヶ月から半年以上継続して効果が見られる場合もあります。適用年齢に制限はないのですが、多くの場合、治療内容を理解でき、痛みにも耐えられ動かずに治療できる15歳以上の方おすすめしています。

Bスポット療法(B-spot)は専門的な知識と技術が必要ですので、経験豊富な医師の診断のもと治療を行いましょう。

当院ではBスポット療法(B-spot)を行っております。また、小児科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医が在籍しておりますので、幅広く専門的に診察できます。なんでもお気軽にご相談ください。

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