内科・総合内科について
内科・総合内科について
当院には、呼吸器専門医・総合内科専門医・アレルギー専門医・小児科専門医の医師が在籍しています。
禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群(SAS) / いびきの治療、肺がん検診、健康診断・特定健診、インフルエンザの予防接種、なども実施しております。
高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病、痛風、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病はもちろん、逆流性食道炎、胃が痛い、腹痛、便秘、下痢、などの消化器疾患や一般的な内科を診察致します。
風邪、鼻水、咳、のどの痛み、扁桃炎、頭痛、発熱、インフルエンザ、腹痛、だるさなど、内科では色々な症状の方を診察致します。
どのような症状でもお困りでしたら受診下さい。
何科に行けばいいのか迷ってしまうような場合もご相談に乗りますので、お気軽にお話しください。
高度医療機関での検査、治療が必要な場合には、速やかにご紹介させていただきます。
総合内科
内科、呼吸器内科、アレルギー内科、消化器内科、循環器内科、総合内科など「内科」とつくクリニックや病院はとても多く、どなたも一度はかかったことがあると思います。その「内科」の中でも、「総合内科」とはどういうところなのでしょうか?「内科」との違いは?などここでは総合内科について詳しく説明します。
目次
1・総合内科とは?
2・総合内科と内科の違い
3・総合内科のメリット
4・おすすめする総合内科の選び方
1・総合内科とは?
内科とは体の中の臓器を対象とし、手術ではなく薬や生活改善などによって治療を行う診療科です。それぞれの臓器に対する専門分野として呼吸器内科、アレルギー内科、消化器内科、循環器内科、腎臓内科、心臓内科など細かく分かれています。
総合内科とはどこで診てもらったいいのかはっきりわからない時、またはあちこちに不調を感じる時に総合的に診察できる診療科です。昨今の高齢化に伴い、多臓器にわたり不調を訴える患者さんは増加傾向にあります。それぞれの疾患に合わせて診療科をいくつも訪れるという患者さんもいらっしゃいます。しかし、何件もの医院を受診することは、時間的にも経済的にも患者さんの大きな負担になることが多いのではないでしょうか?
総合内科は一つの疾患に関してアプローチするだけでなく、患者さんの状態を全体的に捉えて必要な医療の提供をすることができるのです。
また、総合内科専門医とはある分野での内科専門医を取得した上で、試験によって選ばれる内科のスペシャリストと言われており、総合内科専門医には患者さんに寄り添うことのできる人間性の豊かさも必要とされています。何かあった時にすぐに相談ができ、適切な対応をしてくれる地域のかかりつけ医としても総合内科専門医の重要性はますます高まっています。
2・総合内科と内科の違い
内科では、一般的にかぜかな?と思った時や、なんとなく調子が悪いけどどこに行けばいいのかな?と迷った時にとりあえず診てもらう診療科としての役割が大きいと思います。ところが、その疾患が一過性のものではなく、専門的に診てもらう必要がある場合、または現在服用しているお薬との相性など、そのジャッジを迅速にかつ的確にどこの内科でもできるものではないのです。中には、専門外という理由で診察ができないと判断する場合もあります。
総合内科は患者さんの状態を包括して判断することができるので、たとえ呼吸器専門の先生だっとしても呼吸器以外でも内科全般からみた総合的診断をすることができる診療科なのです。
3・総合内科のメリット
総合内科の需要が高まってきた背景には、内科の専門医の中には専門外の臓器に関わる分野になるとしっかりとした診察ができない、極端になると診察を拒否するといった事案も起こっていることです。患者さんは「内科」も「総合内科」も大きく違わないだろうと思うかもしれませんが、これは大きな違いがあるのです。総合内科は患者様の状態から内科領域全般を総合的にみることができるため、より的確な診断、処置、治療へと結びつけることができます。
総合内科のメリットしてもう一つ大きなことをあげると、一人一人に適した治療の提案をできることです。たとえば、糖尿病など生活習慣病が気になっている患者さんが、花粉症や喘息も気になる、といった複合的な症状をお持ちの場合でも、それらの疾患を把握した上でお薬の調整、生活改善指導など総合的に診断した上で治療の提案ができます。また、より専門的な治療が必要とされた場合にはそれぞれの専門医院への紹介を迅速に行うことができます。専門医療機関との連携のもと治療を進めていくこともできます。
4・おすすめする総合内科の選び方
まずは総合内科専門医がいることが大切です。総合内科専門医は多くの場合が呼吸器、アレルギー、消化器など専門分野の専門医でもあります。その専門を知った上でさらに総合内科専門医であればより安心できます。今後起こりうる病気などの指摘、より専門的な病院への紹介が必要な場合の判断、お薬の調整など患者さんにとって重要であり有益な処置を迅速かつ的確に行うことができます。どこの医療機関に行けばいいのか迷っている場合には、その医療機関のホームページや情報サイトで担当医の専門分野の確認をしておくとよいでしょう。
また、現在通っている医療機関がある場合にもセカンドオピニオンとして一度相談することも患者さんにとってより有益な場合もあると思います。
当院では総合内科専門医、呼吸器専門医、アレルギー専門医、小児科専門医が在籍しておりま
すので、気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
一般的な内科の症状
風邪、鼻水、咳、のどの痛み、扁桃炎、頭痛、発熱、インフルエンザ、おなかが痛い、だるい、など
その他外来
禁煙外来、睡眠時無呼吸症候群(SAS) / いびきの治療
健康診断・特定健診
肺がん検診、健康診断・特定健診
代謝内分泌疾患
生活習慣病、メタボリックシンドローム、脂質異常症(高脂血症)、痛風、糖尿病、など
循環器疾患
高血圧、低血圧、不整脈、狭心症、心不全、など
消化器疾患
逆流性食道炎、胸焼け、呑酸、胃が痛い、腹痛、便秘、下痢、慢性肝障害、など
呼吸器疾患
長引く咳、喘息、咳喘息、気管支炎、COPD(たばこ病)、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、禁煙外来、肺気腫、など
アレルギー疾患
花粉症、舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎、アレルギーについて、など
以下それぞれ概要と詳細のご案内です
一般的な内科の症状
風邪、鼻水、咳、のどの痛み、扁桃炎、頭痛、発熱、インフルエンザ、おなかが痛い、だるい、など
代謝内分泌疾患
生活習慣病、脂質異常症(高脂血症)、痛風、糖尿病、など
生活習慣病とは
生活習慣病はかつて成人病と呼ばれ、主に乱れた生活習慣(食生活、運動、飲酒、喫煙など)から発生するといわれています。
生活習慣病から来る病気・疾患・・・糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)など。
脂質異常症(高脂血症)とは
血液のコレステロールや中性脂肪が高い状態です。
高コレステロール(LDL-C)血症、低HDLコレステロール(HDL-C)血症、高トリグリセリド(TG)のいずれかの状態です。よく悪玉コレステロール、善玉コレステロールといわれますが、悪玉コレステロールのLDLは低く、善玉コレステロールのHDLは高いほうがよいとされています。
自覚症状が無いので放置されてしまうことも多く、健診や検査で異常を指摘され発見されます。
自覚症状が無いからと放置していると動脈硬化が進み、その結果血管が詰まり、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などになってしまう非常に怖い状態です。
まずは食事療法や運動療法など生活習慣の改善、その後は適切な治療が必要となります。
痛風とは
痛風は尿酸という物質が体の中にたまり、それが関節の中で結晶になって、激しい痛みを伴う関節炎を起こす病気です。放置すると激しい痛みを繰り返したり、体のあちこちに結節が出来たり、腎臓が悪くなったりする、意外と侮れない病気です。
健康診断で異常値が出た場合などには、ぜひご相談下さい。
メタボリックシンドロームとは
いわゆる「メタボ」で、生活習慣病が複数重なっている状態です。これに痛風が加わると「死の四重奏」なんて言います。すぐに症状が出なくても死につながる病気たち……怖いですね。メタボを放置すると動脈硬化がやがて進み、心筋梗塞や脳血管障害などにつながることがあるのです。喫煙されている方は特に悪化しやすいのでメタボの管理と禁煙が重要です。
糖尿病とは
糖尿病とは、インスリンの作用が十分でないため血糖値が高くなっている状態のことです。
症状:多尿、口渇、多飲、倦怠感などが代表的な症状です。しかし明らかな症状が出ずに進行していく場合もあります。
診断:次のうち1つでも満たした場合、糖尿病の疑い(糖尿病型)です。
- 空腹時血糖値(10時間以上絶食後の、早朝空腹時の血糖値)126mg/dL以上
- HbA1c 6.5%以上 ※HbA1c:過去1,2か月分の血糖値を反映します。
「糖尿病型」が同日または別の日に2つ確認されると糖尿病の診断となります。できるだけ早く医療機関を受診しましょう
循環器疾患
高血圧、低血圧、不整脈、狭心症、心不全、など
高血圧とは
血液が血管の壁を押す圧力を血圧と言います。この圧力が高くなると高血圧となります。
収縮期血圧が140mmHg以上もしくは拡張期血圧が90mmHg以上の場合を高血圧といいます。
様々な血管障害が起き、脳出血や脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎機能障害などが起きやすくなります。
診断されていない方も時々は血圧測定をしてみましょう。
消化器疾患
逆流性食道炎、胸焼け、呑酸、胃が痛い、腹痛、便秘、下痢、慢性肝障害、など
逆流性食道炎とは
逆流性食道炎とは胃や十二指腸の酸が食道に逆流することにより起こります。その結果様々な不快な症状や合併症を引き起こします。
症状:胸焼け、呑酸、げっぷ、膨満感等
咳などの呼吸器症状と関連することも明らかになってきています。
治療:脂っこいものや甘いものをさけたり、食生活の改善や、胃酸を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬(PPI)やボノプラザンなど)を使っていきます。場合によって胃の運動機能を良くする薬や漢方を足したりもします。
呼吸器疾患
長引く咳、喘息、咳喘息、気管支炎、COPD(たばこ病)、睡眠時無呼吸症候群(SAS)、禁煙外来、肺気腫、など
長引く咳
長引く咳の患者様が最近増えています。中でも、最も多いのが咳喘息です。咳喘息はアレルギーによって起こる病気です。
このような症状は咳喘息を疑います
- 2週間以上咳が続く
- かぜや花粉症の時に咳が続く
- ある季節になると咳が続く
- 空気の変化やたばこの煙、飲酒、会話などでせきがでる
- 夜に咳がひどくなりせきで眠れない
- ヒューヒュー、ゼーゼーや呼吸困難をともなわない
- 夜に咳がひどくなり眠れない
- 小児喘息であった
気管支炎とは
ウイルス、細菌、有害物質などの刺激による気管支の急性炎症を指します。中にはアレルギー性の疾患が隠れていることもあります。上気道症状につづきしめった咳、たん、熱が出る、胸が痛いなど、の症状があります。原因によって対処法は違いますのでまずは正しい診断を受けましょう。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)/いびきの治療とは
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っているときに、「無呼吸(10秒以上呼吸が止まること)」の状態が1時間あたり5回以上、または、7時間の睡眠の中で30回以上ある場合に診断される病気です。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。
下記の症状がある方は当院にご相談ください
- 就寝中の意識覚醒の短い反復、およびそれによる脳の不眠
- 昼間の耐えがたい眠気
- 抑うつ
- 頻回の中途覚醒 集中力の低下
- (家族などが気づく)睡眠時の呼吸の停止
- (家族などが気づく)大きな鼾(いびき)など
- (家族などが気づく)夜間頻尿(2型糖尿病になりやすくなる)
- 起床時の頭痛
- インポテンツ(女性の場合は月経不順)
- のどが渇く
- こむら返り
- 糖尿病性昏睡
禁煙外来とは
喫煙は生活習慣病の大きな原因の一つです。
当院では禁煙外来を行っています。
タバコを1日1箱吸う場合、8~12週間分のタバコ代よりも禁煙治療代の方が安くなります。(健康保険等の自己負担が3割の方は、約3ヶ月の治療スケジュールで、1万3,000円~2万円程度です。使用する薬によって少し変わります。)
ぜひこの機会に禁煙への第一歩を踏み出しましょう。
アレルギー疾患
花粉症、舌下免疫療法、アレルギー性鼻炎、アレルギーについて、など
花粉症とは
植物の花粉が原因となってアレルギー症状を起こす状態です。日本ではスギが一番多く、4人に1人がスギ花粉症であると言われています。
花粉を吸い込む量が多いと鼻や眼だけではなく、気管にまで悪影響が生じます。ですので、花粉症の時期に喘息(ぜんそく)が悪化する方は多いです。
舌下免疫療法とは
スギ花粉症やダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は長らくアレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では舌の下にアレルゲンを投与する「舌下免疫療法」が可能となりました。
アレルギー性鼻炎とは
発作性に繰り返すくしゃみ、水のようなさらさらした鼻水、鼻づまりを3主徴とするアレルギー性疾患です。通年性と季節性(花粉症)に分けられます。
症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまりが3大症状です。
治療:薬物療法としては抗アレルギー薬の内服や点鼻薬、血管収縮剤などを使用します。
最近ではアレルゲン免疫療法が進化し、舌下免疫療法が外来で可能になりました。
どのような症状でもお困りでしたらぜひ当院にご相談ください
何科に行けばいいのか迷ってしまうような場合もご相談に乗りますので、お気軽にお話しください。
高度医療機関での検査、治療が必要な場合には、速やかにご紹介させていただきます。
受診方法について
血圧が高い、健診で異常を指摘をされた、などのご相談は、総合内科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・小児科専門医が在籍する当院へ一度受診をご検討下さい。
(当日の時間帯予約のみになります。直接のご来院も可能ですが予約優先となります。)