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赤ちゃんもぜん息になる?

 小児ぜん息は何歳頃から始まるのでしょうか?まだ意思表示が明確にできない小さいお子さんの場合、お薬がちゃんと使えているのか?この咳は大丈夫?など不安になりますよね。赤ちゃんや小さいお子さんのぜん息について解説していきます。

目次

1・赤ちゃんもぜん息になるの?

 現在、国内では4歳以下のお子さんのおよそ7人に1人は小児ぜん息にかかっていると言われており、大変多くの小さいお子さんがぜん息に悩んでいます。小児ぜん息は0歳から4歳が発症のピークで、個人差もありますが、成長と共に症状が緩和されていくことがほとんどです。

意思疎通ができない赤ちゃんがゼーゼーとした呼吸をしていると不安になりますが、赤ちゃんはもともと空気の通り道となる気道が狭いため、ちょっとしたかぜの咳でもすぐにヒューヒュー、ゼーゼーといった音が出やすい傾向にあります。かぜから来ている咳なのか、ぜん息なのかの判断は難しいのですが、息苦しそうにしていて、ヒューヒュー、ゼーゼーという音が続くようであればぜん息の疑いもあるため、早めに受診しましょう。

そのほか急にミルクを飲まなくなった、吐く、顔色が悪い、激しい咳こみが続くなど気になる症状がある場合には至急受診が必要です。

2・小さいお子さんのぜん息の治療

乳児期に小児ぜん息になっても、お薬のコントロールを早期に始めれば3歳頃には落ち着くお子さんも多くいらっしゃいます。ただし生活環境や体質によっても変わるため、みんなが同じ症状ではありません。同じ時期にぜん息にかかったお友達が治っているようだから、うちもお薬はやめよう、などと自己判断は決してしないようにしましょう。

赤ちゃんはネブライザーにマスクをつけて吸入を行います。安静な呼吸ができるように、ぐずらないようにあやしながらマスクを口に当てます。吸入後は口の周りを拭いて、お水を飲ませましょう。
どうしてもうまく吸入できない場合や、お薬を使用していても改善しないなど問題が起きた際にはすぐに主治医と相談することが大切です。

お薬の治療と同時に環境整備も重要です。ペットの毛、ダニやホコリはぜん息を悪化させる最大要因です。こまめに掃除をすることが大切です。赤ちゃんが寝ている部屋のエアコンや空気清浄機のフィルターにも気をつけましょう。空気清浄機があるから安心、ではなく空気清浄機のフィルターが汚れていたら逆にカビや菌を撒き散らすことになってしまいます。花粉の時期にはたとえ花粉症の家族がいらっしゃらないとしても、室内に花粉を持ち込むことは避けた方が良いです。
また、近年問題になっている黄砂やPM2.5もぜん息に悪影響を及ぼします。さらに花粉症の時期と重なった時にはよりぜん息を悪化させてしまいます。花粉や黄砂の情報はリアルタイムでお住いの自治体や気象庁のホームページなどで公開していますので、日頃から状況を確認し心配な日は外出を控えるなどの対策をとりましょう。

3・ぜん息になりやすい赤ちゃんとは?

小児ぜん息は遺伝的な要因もあるため、アレルギー体質のご両親がいたり、ぜん息になっている、あるいは小さい頃なっていた血縁者がいる場合はなりやすい傾向にあります。環境因子としてはペットを飼っている、ダニやホコリが吸いやすい環境にあるなど挙げられます。家族のどなたかがタバコを吸っている場合もなりやすいです。また、小児ぜん息は男児に多いのが特徴的です。男児の方が女児より気道が狭いからともいわれていますが、成長して10歳頃になると男女の差がなくなってきます。

小児ぜん息の90%がアトピー型と言われる、何かしらのアレルギー物質が原因となって発症します。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーをすでに持っているお子さんはぜん息にもなりやすいので注意が必要です。お子さんがぜん息の疑いがある場合には、季節性のかぜにも注意が必要です。同居家族の方はインフルエンザの予防接種を受ける、またお子さん自身にも接種可能年齢であれば予防接種をさせるといいと思います。

赤ちゃんがぜん息になったとしても、正しいお薬の使用でぜん息はコントロールできます。小児喘息の治療は長期にわたり根気強く続けることで改善していくので、信頼できる医師のもと、治療計画に沿って進めて行きましょう。また、咳の症状など説明しにくい場合はお子さんの状態を録画しておくと正確に伝わります。 

当院はじめての方へ

当院には、小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医、が在籍しています。

小児から大人への一貫したアレルギー診療が可能です。

高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。

在籍医師はこちらから。ワクチン接種時や乳幼児健診や診察時など育児に関することもお気軽にご相談ください。

風邪をひいた、せきが長引く、便秘、肌がかさかさする、発熱、風邪(かぜ)、咳(せき)、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、下痢・嘔吐、腹痛、頭痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状など多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。


小児予防接種、乳幼児健診、お子様の諸症状でご心配の場合には、小児科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・総合内科専門医が在籍する当院へ気軽にご相談ください。

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