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【小児科】夏だ!〜子どもの事故、誤飲への注意と対策〜

[2018.07.19]

毎日ほんとうに暑いですね・・・。

日々、熱中症に注意!と出ておりますが、大人ですら、へばってしまう暑さですから、お子様のケア(・外出はできるだけ涼しい時間にする。・外遊びの場合は、適度な休憩、日よけ、水分、塩分こまめに取るなど)はしっかりしてあげてくださいね。

 

話は変わって、夏といえば、お祭り!

ウキウキ、楽しいお祭りですが、悲しい事故にならないように注意喚起です!

屋台の「スーパーボールすくい」面白いですよね。でも、乳幼児が一人で遊ぶと危険です。子どもは興味本位でなんでも口に入れてしまいます。

スーパーボールを口の中に入れて誤って飲み込んでしまい、窒息死してしまった幼児(幼児は3歳、誤飲したボールは約3.5cm)や(日本小児科学会 傷害速報)

水で膨らむボール(ボール状の高吸収性樹脂)を飲んでしまい、腸内で膨らみ、腸閉塞となり開腹手術で膨らんだボールを摘出された幼児(国民生活センター)など、いずれも重症です。

子どもは口に入るものは親の目を盗んででも何でも口に入れてしまいます。飲み込んでも便として排泄されるものも多いですが、消化管まで行かずに、呼吸をさえぎり窒息してしまったり、腸内で膨らんで腸閉塞になったり、ボタン電池のように腸に穴を開けてしまうものなどもあります。

 子どもの手の届くところには、口の中に入るサイズのものはおかないようにするのが大事です。喉に詰まっているようだったら、手で口の中のものを無理に取ろうとすると、余計に窒息してしまうこともあるので、乳幼児では背部こう打法、年長児では腹部突き上げ法を試しましょう。

 もし万が一飲み込んでしまった場合には、飲み込んだものによってご自宅での対応も異なります。消費者庁の事故防止ハンドブックに乳幼児の年齢別の起こしやすい事故、事故への対応法、誤飲の場合の対応なども分かりやすく解説されています。

是非、ご家族で一度確認して頂くことをお勧めいたします。

 

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