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【呼吸器・アレルギー科】ステイホームとダニアレルギー

[2020.06.23]

 

最近喘息の患者さんが、発作状態で受診されることが多いです。今の時期は梅雨のため喘息はそもそも悪化しやすいのですが(梅雨の喘息悪化についてご参照ください)、どうもお話をうかがうと梅雨より前から悪化の兆しがあった方も多いようです。お子さんの場合は学校に行かずおうちで遊んでいたのに、風邪もひいていないのに……。大人の場合は自宅でテレワークしていただけなのに、飲みにも行っていないのに、職場のエアコンで冷気を吸いすぎることもないのに……一体なぜ??もしかするとそれはダニやストレスが原因かもしれません。今回はダニについてお話します。

 

どれだけおうちをきれいにしていても、ダニは家庭にたくさんひそんでいます。生きているダニだけではなく、死骸やフンを吸いこみ鼻水や目のかゆみ、咳といったアレルギー症状を引き起こすのです。喘息の患者さんがアレルギー検査をすると高率でダニやハウスダストに反応します。それだけ身近な悪化因子です。

 

喘息はアトピー型と非アトピー型に分けられます。このうちアトピー型の主な原因となるのがダニです。

 

ダニについて

喘息の原因となるメジャーなダニはチリダニです。ダニアレルゲン(アレルギーを起こす物質)は一年通じてありますが(通年性のアレルギーを起こします)、特に増え始めるのが春先から夏にかけてです。ピークは9月頃(夏に増えたダニが死ぬ頃)と言われています。

ダニは布製品や湿気が大好きなので、カーペットやソファ、カーテン、寝具には特に対策が必要です。

対策について

ポイントは掃除をする人もダニやホコリを吸わないようにマスクをしたりすること!

  • 換気をする。
  • カーペットやラグは出来る限り避ける。床は掃除機を丁寧にかける(いつもよりゆっくり時間をかけて)。
  • 寝具はこまめに洗濯しましょう。シーツ交換の際、マットレスも掃除機をかけてください。防ダニシーツも取り入れると尚いいですね。
  • エアコンのフィルターの掃除をしましょう。ハウスダストが付着していることがあります。
  • 照明のカサやカーテンにも潜んでいます。掃除や洗濯のし易いデザインのものに変えるというのも有効です。

 

環境整備は重要ですが、まずは無理のない範囲でやっていきましょう。「私の掃除が行き届いていないんだ…」と落ち込む方もいらっしゃいますが、どれだけきれいにしていても症状が出ることはあります。出来る限りの環境整備をしていただいたら、そこから先は私のようなアレルギー専門医、呼吸器専門医のお仕事です。ぜひお気軽にご相談ください。環境整備と適切な治療を組み合わせることで、喘息や鼻炎といったアレルギー疾患とうまく付き合っていきましょうね。

 

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