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【小児科】子どもの紫外線対策〜日焼け止めの使い方〜

[2018.06.12]

関東は梅雨に入りましたが、夏のように暑く日差しが強い日もありますね。
日差しが強くなると気になるのが紫外線ですが、大人だけでなく、子供の頃からの対策が重要になりますので、本日は紫外線対策について、お伝えできればと思います。
紫外線対策に関しては情報量が多いので数回に分けてお伝えさせて頂ければと思います。

まずは・・・

紫外線について

地球に届く紫外線には大きく分けてUVBとUVAがあります。UVBは短波長(280-315nm)、UVAは長波長(315-400nm)で、波長の短いUVBはほとんどが大気圏(オゾン層など)で吸収されますが、一部は地表にまで届き、日焼けや皮膚癌の主な原因になります。UVAはUVBに比べると影響は小さいですが、その多くが地表に届くため、長い時間当たると肌への影響が懸念されています。

海水浴などで強い紫外線を浴びて肌が赤く腫れ、時には痛みや水ぶくれを起こす(サンバーン:sunburn)ことがありますが、それはUVBが主な原因です。また、皮膚癌の原因となる紫外線も主にUVBと考えられています。一方、UVAは肌の色を黒くさせたり(サンタン:suntan)、しみなどの皮膚の老化を起こすと言われています。

日焼け止めの種類、選び方

日焼け止めはUVB、UVAをカットするものです。

日焼け止めの主成分は紫外線散乱剤(酸化チタン、酸化亜鉛など)と、紫外線吸収剤(t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸オクチルなど)の大きく2種類に分けられます。

紫外線吸収剤は皮膚に塗っても白くならない利点がありますが、アレルギーを起こし、かぶれることがあるため、子供用や敏感肌用のものは紫外線散乱剤のみを使用しているものが多いです。
UVBを防ぐ数値をSPF (sun protection factor)、UVAを防ぐ数値をPA (protection grade of UVA)といい、強さの指標になっています。適材適所で強さや耐水性なども含めて使い分けましょう。

  • 日常生活:SPF 15〜20 PA++
  •  短時間の外出:SPF 20〜30 PA++〜+++
  •  海や山への外出、レジャー:SPF 30〜50 PA+++〜++++

お子さんに使う場合には日本で小児への日焼け止め製品の仕様試験が報告されているのは平均生後6ヶ月以降の乳児となります。
新生児や6ヶ月未満のお子様は紫外線の強い時間帯(10時〜14時)には外へ出さない、薄い長袖を着せたり、ベビーカーや帽子など覆いをする、などの対策をとりましょう。

日焼け止めの塗り方

日焼け止めは薄く塗りすぎると効果が低くなりますので、説明書にある使用量をしっかりと塗りましょう。また、汗などで効果は薄れてしまうため、2〜3時間毎に塗りなおしましょう。また、汗を拭いたらその度に付け直しましょう。

帰宅後は一般的な石けんやボディーシャンプーで丁寧に洗えば落ちますが、その後の乾燥を防ぐために保湿を行ったほうが良いでしょう。

塗る順番について

さいごに、保護者の方からご相談が多い、保湿剤など他の外用剤との使い方(塗る順番)としては、

  1. 保湿薬(ステロイドなど外用薬も含む)
  2. 日焼け止め
  3. 虫除け剤の順番に使用しましょう

もっと詳しく紫外線について知りたい!という方は、環境省の紫外線環境保健マニュアル,2015
をご参照ください。

長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございます。


今回は紫外線防御について触れましたが、極端な紫外線の回避によって、骨への影響がでることもありますので、その辺りの注意点について次回はお伝えしたいと思います。

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