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突然の発作、どうすればいい?

小児ぜん息において一番心配なことは突然の発作が起きたときです。場合によっては緊急受診を要するタイプの発作もあります。また、発作は自宅で必ず起こるとは限りません。外出先であったり、学校や幼稚園、親御さんがいない時でも起きることがあります。発作時に備えて日頃から備えておくと安心です。

目次

1・発作時の症状

強い発作のサインとしては以下のものがあげられます。

  • ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音が遠くにいてもわかる
  • 息を吸う時に小鼻が開く
  • 喉や肋骨がへこむ
  • 顔や唇、爪の色が白っぽくなっている
  • 脈が早い
  • ぼーっとしている
  • 過度に興奮している
  • 食事が取れない
  • 歩くのが困難
  • 眠れない、横になれない
  • 話しかけに答えられない

明らかに普段の生活ではみられない症状だと感じ、発作治療薬を使用しても改善しない、あるいはお薬も受け付けない時にはすぐに受診をしましょう。保育園や小学校にいる時にこれらの症状がみられた時には、お薬の使用方法、緊急連絡先などすぐに対応してもらえるように事前に相談しておくことが重要です。

また、小児ぜん息の発作はかぜや過労、ストレスによっても起こしやすくなります。園や学校でかぜが流行っている時や新学期など環境の変化がある時は特にお子さんの様子をしっかり観察しておくことも大切です。

発作が治まったとしても、その後しばらくは気管支の炎症は続き過敏な状態になっています。繰り返し発作を起こさないためにも、2〜3週間は生活に気をつけましょう。

2・発作時の処置

発作が起こった場合はすぐに発作治療薬を使いましょう。発作治療薬を使っても改善をしない場合はすぐに医療機関を受診します。

発作時にお薬がない場合にはまずは安静にし、上半身を少し起こし、背もたれにもたれかかる半座位の姿勢や座った状態でクッションなどの上にもたれかかる起座位の体位など、本人の呼吸が楽になる姿勢をとります。鼻から吸った空気を口をすぼめて吐き出す口すぼめ呼吸や腹式呼吸を行うと息切れが楽になります。小児ぜん息の発作は咳が長引きます。咳を鎮めるために保湿をする、水分をとる、背中を軽くポンポンと叩き痰を出しやすくするなど、咳が止まるための処置も大切です。

日頃から薬の置き場所、緊急連絡先などを決めておき、いつ発作が起こっても慌てないための備えが必要です。発作時治療薬の使用方法なども含め、突然の発作が起こっても大丈夫だという安心感をお子さんに与えるためにも、お子さんと一緒に緊急時の確認をしておきましょう。

3・救急車を呼ぶべき時

発作時の症状がいつもと違う時やお薬を使用しても眠れない、喋れない、お薬がない、などの場合は緊急を要します。特に意識が朦朧としている場合はすぐに救急車の手配をしましょう。また発作が治まった場合でも早めに受診をして、発作の状況を報告することが望ましいです。

4・急な発作を防ぐために

突然の小児ぜん息の発作を未然に防ぐためには、第一に日頃のお薬でのコントロールです。
最近は落ち着いてきたから薬を減らそう、吸入の回数を減らそうなど、勝手な自己判断はしないでください。毎日欠かさず吸入をするために、時間を決めて習慣付けましょう。

吸入薬が正しく出来ていないこともあります。吸入がうまくいかないと薬の効果もありません。定期的に受診の際にはチェックしてもらいましょう。どうしても使用しているお薬に抵抗がある、あるいは効果が感じられない、お子さんがうまく吸入できないなど、トラブルがある場合には主治医と相談してお薬や吸入の調整を行いましょう。

季節的にインフルエンザやかぜ、花粉症などぜん息を悪化させる時期があります。ワクチン接種や花粉症のお薬は早めに飲み始めるなど前もって対策をすることをおすすめします。できるだけ他のお子さんと同じように学校行事に参加できるように、日頃のお薬のコントロールをしっかりする、また起こった時の対処方法など準備をして、初めから参加出来ないと判断するよりも学校側としっかりと相談をした上で参加できるようにしてあげましょう。

当院はじめての方へ

当院には、小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医、が在籍しています。

小児から大人への一貫したアレルギー診療が可能です。

高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。

在籍医師はこちらから。ワクチン接種時や乳幼児健診や診察時など育児に関することもお気軽にご相談ください。

風邪をひいた、せきが長引く、便秘、肌がかさかさする、発熱、風邪(かぜ)、咳(せき)、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、下痢・嘔吐、腹痛、頭痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状など多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。


小児予防接種、乳幼児健診、お子様の諸症状でご心配の場合には、小児科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・総合内科専門医が在籍する当院へ気軽にご相談ください。

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