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お子さんが理解するために

小児ぜん息の治療は長期間に及びます。辛い症状が出ている時にはお子さんもお薬の重要性を理解できますが、普段の吸入薬に関しては「咳込んでないのになんで?」と疑問に思うかもしれません。また、思春期のお子さんはもう平気だと勝手に判断したり、親御さんの言うことに素直になれない、なんてこともあります。そこでお子さん自身がきちんと「ぜん息」と言うものに向き合うことが大切です。

目次

1・ぜん息はなぜ起こるのか

ぜん息を理解するためには、まずぜん息の仕組みをきちんと理解することです。小さいお子さんでも理解できるように簡単な言葉で説明していきます。

人は呼吸をしないと生きていけません。鼻やから酸素を吸い込んで、二酸化炭素を吐き出します。これを「呼吸」と言います。人間が一分間に呼吸をする回数は12〜15回で、一日にするとおよそ2万回も呼吸をしています。

鼻、のど、気管・気管支、肺を呼吸器と呼び、呼吸をするために必要な体の器官です。呼吸器の役割は呼吸をするためだけではなく、外から悪いものが体の中に入ってこないようにブロックする役割もあります。

「ぜん息」という病気は喉の下にある、肺につながるまでの通り道、気管支というところが炎症を起こします。炎症とは、傷ついて腫れている状態のことです。この炎症が空気の通り道を狭くして、呼吸がしにくくなります。そうするとゼーゼー、ヒューヒューという音と、咳が止まらなくなってしまいます。

なぜ炎症が起こるのかというと、空気の中にあるホコリやダニなどを一緒に吸った時に、体がこれは悪いものだ!と敏感に反応して攻撃してしまうからです。

今、ぜん息に苦しんでいる子どもたちは日本でも世界でもたくさんいます。ぜん息をよくするためには、お薬で咳が出ないように、気管支の炎症を抑えるためにコントロールすることです。たとえ今、咳が出ていなくても、気管支は炎症しているので、毎日のお薬を使い続けることが大切です。きちんと続けていれば、運動も、遊びも、ぜん息のない子と同じ生活ができます。

2・ぜん息薬の必要性

ぜん息は発作が起きた時に緊急薬で抑えれば大丈夫というものではありません。医師の診察のもと、気管支の炎症具合を確認しながら、継続的に使用していきます。もちろん、発作薬として発作が起きた時に使用するお薬も使う必要はありますが、発作が起きにくくするためにも日々のお薬の継続が必要です。ぜん息と診断されてから医師の指示のもとお薬を継続することで、寛解していきます。ところが緊急薬だけで対処をしていると、寛解時期が遅くなるばかりでなく、花粉の時期や成人後にぜん息が悪化することもあります。また、将来的に肺の機能を低下させるリモデリングという状態を引き起こします。

花粉や気候で悪化しそうな場合は事前の受診で医師と相談するなど、お子さんのライフスタイルを考慮した上で適切なお薬の使用を継続させていきましょう。

3・治療はいつまで続くか

小児ぜん息は、約70%のお子さんが中学校に入学する頃までには寛解(完治ではないが、症状が落ち着いた状態)するというデータもあります。ですが一度ぜん息を発症すると気管支の炎症を抑えて発作が出ないようにコントロールしていくことが治療の目的となります。発作がしばらく起こらず、安定した状態が続いていたとしても定期的な受診はやめないようにしましょう。ぜん息は症状が出ていなくても、気管支の炎症は続いていて、粘膜は敏感になっています。突然大きな発作を起こす可能性もあるのです。お薬を継続的に使用し、治療のステップダウンを目標にしていくことが大切です。小児ぜん息はきちんとコントロールされていれば、周りのお子さんと変わらず学校生活を送ることができます。

当院はじめての方へ

当院には、小児科専門医、アレルギー専門医、呼吸器専門医、総合内科専門医、が在籍しています。

小児から大人への一貫したアレルギー診療が可能です。

高い専門性を有しながらも一般的な内科・小児科の診療も可能です。

在籍医師はこちらから。ワクチン接種時や乳幼児健診や診察時など育児に関することもお気軽にご相談ください。

風邪をひいた、せきが長引く、便秘、肌がかさかさする、発熱、風邪(かぜ)、咳(せき)、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、下痢・嘔吐、腹痛、頭痛、中耳炎、ひきつけ(けいれん)などの症状など多岐にわたる小児科一般の病気を診断・治療しています。


小児予防接種、乳幼児健診、お子様の諸症状でご心配の場合には、小児科専門医・アレルギー専門医・呼吸器専門医・総合内科専門医が在籍する当院へ気軽にご相談ください。

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